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★Latchkey Child★

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1900を踏んでくださったhyro-様へ


お題「友情」


題名「・・・」


愛したことを後悔したことなんてなかった。

キミへの愛情。

それ以上にキミが愛するあいつの友情が先にたった。

僕が言う前に「キミが好きだ」と言い放ったあいつ。

そして、告白してみごとに成功させた。

キミを愛しているのは僕だけだと想っていた。

そして、いつの間にかあいつとキミが愛し合っているのを見るのが苦痛。

でも、どうしてなんだろう。

こんなにキミを愛しているのに。

キミには全然伝わっていない気がするんだ。

キミは、笑顔で僕に接してくれる。

なのに、所詮僕は「友達」どまりなのだろうか?

友情と愛情の違いはなんなんだろうか。

僕には、あまり代わらない気がする。

どうしても、わからないんだ。

キミが、あいつを選んだ後に

「あいつがいなかったら、ワタシは貴方を選ぶのにな♪」と言った言葉。

本当なの?

本当なら、僕が奪ってあげる。

あいつからキミを。

でも、そんなことできないってキミが1番知ってるんだろう?

この愛情が、友情に負けていることは僕が1番知っている。

僕にとって、あいつは唯一僕を信じてくれる人。

そして、親友。

裏切れない。

キミを愛したこと、僕はもう知らないふりできない。

友情も愛情も、ごちゃまぜにして。

海の底に静めたい。

僕の骸とともに。

でも、僕はこんなことを言いながら。

また、明日も笑顔でキミ達をながめているんだろう。

僕の世界では、友情が絶対だから。

キミを愛した事実に

背を向けて。

僕は、今あいつとの友情をとった。


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